以前団員の質問に答えてないのでの補足

たぶんあの段階で理解されてないので

何度言っても理解されないと思うが、

補足しておく。

 

今は世間一般的に感染者が減ってきてるが、

以前は感染者が急増し、自分も感染拡大を

助長する恐れがあった。劇団としては

お客さんの安全を最優先とし、劇団の

活動を制限自粛してきた。そして団員の

生活における様々な自粛をさせてきた。

その頃から世間の子供たちもいろんな

自粛を強いられていた。つまりは大人

がその率先して自粛し、感染拡大を

防ぐ事をしなくてはならない。

自分もそこまでいうからには、劇場、

娯楽施設、特には映画館など

当時「行ってはならない場所」に

近づかない様にしていた。(俺が映画大好き)

団員にも「今は我慢の時、子供たち

がいろんな事を自粛させられている

状況の中、大人が原因を作っては

いけない」と再三言ってきた。

大人が我慢しないでなぜ子供が

我慢しなきゃならないのか!

でも結局劇団内で「そんな事は

関係ない、自分さえよければいい」

という団員が現れた。ので俺は

その事が原因で劇団自体を辞める

つもりでいた。他の団員の説得により

そこは踏みとどまった。でも本当に

辞めるつもりだった。

自然消滅、解散など形はどうでも

よかった。本当に辞める事だけだった。

今となっては辞めないという判断は

よかった。だがその時は、俺があれだけ

「芝居を殺戮兵器にしてはならない、

劇場を毒ガス部屋にしてはならない」

と言っていたのに、自分の団員から

そんな奴が現れたとなれば、外には

厳しいが身内に甘い、となる。俺自身

劇団を続けるとなると、言ってる事と

やってる事が違うし、俺自身が許せない

ので、自らペナルティを課す事にした。

この先(当時5月)来年の3月いっぱい

一切の娯楽施設に出入りしない。

行動も最低限(生活する為の行動)に

控える。一切の建物に近づかない。

行けるのはスーパーに買い物だけ。

仕事場と家の往復。ある種自暴自棄の

生活が始まり、最初はかなり辛かった。

自粛はするつもりだったが、明らかに

他の人より制約が厳しくて自分で決めた

事とはいえ、辛い思いだった。そして

俺はやり切った。とはいえ当然の事だ。

そんなこんなでいろんな事があって

それを乗り切ってようやく劇団として

活動してきた。そんな思いをしてきた事を

団員は知らないし、知っていたとしても

当時の事を忘れている。どんな思いで

俺は当時思っていたか。どれほど辛い

思いをしてきたか。でもそれ以上に

子供達がいろんな制約を強いられてきたか

考えると俺の自粛など大した事ではない。

いい大人があの時期我慢出来なかった

のは許せない。だから辞めてもらった。

 

話が支離滅裂でうまく伝わらないかも

知れないが、そういう事だ。

わからないならわからないでいい。

 

俺を突き動かしているのは、心なんだ!