解禁したので、説明責任を果たす

コロナウィルスのせいではなく、

超歌劇団では別のところで、

存亡の危機を迎えていた。

それは、良子ちゃんの結婚が決まった

からだ。おめでたい事ではあるが、

超歌劇団の主軸(NO.1)が抜ける事に

なったらその時、「超歌劇団を辞める」

を決断するつもりでいた。

数年前に内部抗争があり、

良子ちゃんか、謀反を起こした3人か

どちらかを選択しなきゃならなかった時、

俺は良子ちゃんを選んだ。

そして良子ちゃんは俺に言った。

「もっと自由に、わがままに芝居を作って」

この言葉は今でも俺の原動力の一つだ。

俺はこの時、

良子ちゃんがいなくなるような劇団だったら

超歌劇団やめる」という決意があった。

で今回、このめでたい騒動。

俺は相当落胆した。もう芝居自体やめる

しか思いつかなかった。

ただ、それでも仲間はいる!ので

徐々に、自らが奮い立たなければ

という思いが湧いてきた。

そこへ、県の文化財団の助成金応募を目にする。

・成長性ゼロ

・波及性ゼロ

・将来性ゼロ

・公共性ゼロ

怒りと憎悪が俺に渦巻く。

やめるわけにはいかない。

あいつらまだ俺にあやまりに来てないだろ!

やめない!

を決断すると、良子ちゃん

「別にやめるわけではない」

「稽古日を変更してくれれば毎週来れる」

という展開に。

まあこの先どの程度関われるかわからないが、

稽古日変更だけ変わった事ぐらいだ。

コロナウィルスの影響もあったが、

偶然重なったのをいい事に、

公演延期(まさかこのまで延期するとは

思わなかったけどね)した。

世間を騒がせたコロナウィルスでさえ、

俺にとってはいい方向に向かってる。

(いい方に考える)

といういきさつがあった。

 

結論、何も変わらない。